既往症がある人のための健康保険

既往症とは、健康保険に新たに加入する前にすでに存在している健康上の問題のことです。連邦法で一定の保護がありますが、保険適用が拒否されたり、適用開始が遅れることがあります。州や連邦のプログラムは、既往症を理由に保険加入を拒否された無保険者や保険が不十分な人向けに提供されています。加入条件は年齢、収入、障害の有無などによって異なります。

HIPAA(医療保険の携帯性と責任に関する法)

  • 雇用主が提供する団体健康保険では、加入手続きの6か月前に既往症の診断・治療・医療助言を受けていなければ、既往症でも保険適用対象となります。雇用主の保険で既往症除外が適用される場合、加入日から12〜18か月間、その症状に対する給付が除外されます。ただし、除外は対象の既往症のみで、他の医療給付は継続されます。

PCIP(既往症保険プラン)

  • 2010年に連邦法で設けられた「Pre‑Existing Condition Insurance Plan(PCIP)」は、既往症を理由に保険加入が拒否された人に保険を提供します。対象は、過去6か月間無保険で、米国市民または合法的な居住者です。一次診療、専門医、入院、処方薬の援助が受けられます。保険料や自己負担額は地域の医療費に応じて設定されます。加入は州の社会福祉事務所や、米国保健福祉省(1‑866‑717‑5826)へ問い合わせてください。

メディケイド(Medicaid)

  • メディケイドは低所得者向けに全面的な医療保険を提供します。対象者の条件は州ごとに異なり、収入、資産、世帯人数などで判定されます。多くの低所得世帯は無料で加入できますが、州によっては保険料や自己負担金がかかる場合があります。対象期間中に保険加入資格があった場合、最大3か月分の遡及適用が可能です。また、他の保険と併用(二重加入)も認められています。

メディケア(Medicare)

  • メディケアは65歳以上の成人、障害を持つ人、透析や腎移植が必要な腎疾患患者に保険を提供します。個人または配偶者の就業歴に基づき、病院保険(Part A)や診療保険(Part B)に加入できます。就業歴が不足している場合は、月額保険料を支払って加入することも可能です。

子ども向け保険(CHIP)

  • CHIP(Children’s Health Insurance Program)は、メディケイドの対象外で保険に未加入の子どもに低価格または無料の医療保険を提供します。対象条件は所得基準に基づき、州が連邦ガイドラインに従って決定します。詳細はお住まいの社会福祉部門へお問い合わせください。

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