在宅医療ガイド:Medicareの利用方法
65歳以上の多くの方はMedicareの対象です。Medicareは主に高齢者向けの連邦健康保険制度で、特定の健康状態を持つ65歳未満の方も加入できる場合があります。パートA(入院保険)とパートB(医療保険)からなる従来のMedicareは、在宅医療や在宅ホスピスケアの一部をカバーしますが、利用には一定の条件が必要です。
パートA(入院保険)
Medicareの資格を取得したら、まずパートAに加入します。パートAは入院費用や長期ケアを主にカバーする「病院保険」ですが、在宅医療やホスピスケアも含まれます。多くの場合、保険料は無料(プレミアムフリー)ですが、資格がない場合は月額料金を支払って加入することも可能です。
在宅医療の対象サービス
パートAに加入すると、在宅医療の給付を受けられます。具体的には、在宅での理学療法、言語療法、熟練看護、社会福祉サービスが含まれます。末期疾患と診断され、残り6か月以内と判断された場合は、在宅ホスピスを通じて緩和看護、薬剤、レスパイトケア(介護者の休息)も受けられます。
利用資格の条件
- 医師の指示が必要です。看護や理学療法など、熟練したケアが必要と判断された場合に限られます。
- 在宅医療の場合、患者は「自宅にとどまる」ことが困難であると医師が認定する必要があります。
- ホスピスケアを受けるには、医師が末期状態を証明し、本人がホスピスを選択した旨の署名が必要です。
- 提供されるサービスは、Medicareが認定した機関からのみ受けられます。
対象外となるサービス
Medicareはすべての在宅ケアをカバーするわけではありません。2020年末時点で、24時間体制の在宅看護や、介護助手による個人的な介護(洗濯・買い物・掃除など)は対象外です。また、配達された食事も給付対象外となります。
Medicare Advantage(MA)プラン
民間保険会社が提供するMedicare AdvantageプランでパートAを受けている場合、追加の給付が受けられることがあります。MAプランはパートA・Bと同等の給付を提供する義務がありますが、ホスピスケアは除外されます。プランによっては在宅医療の範囲や条件が異なるため、加入しているMAプランの詳細を保険会社に確認してください。
