65歳以上の方のためのメディケアと補足保険の概要
概要
メディケアは主に65歳以上の方を対象とした米国の公的医療保険制度です。特定の障害や病状がある65歳未満の方も加入できるケースがありますが、受給者の大半は高齢者です。メディケアは「パートA」と「パートB」の2つの基本プラン(オリジナルメディケア)に加え、パートC(メディケア・アドバンテージ)とパートD(処方薬カバー)があります。また、受給者はメディケア補足保険(メディギャップ)を購入することも可能です。
加入手続き
社会保障給付を受け取っていない場合は、自らメディケアに加入手続きを行う必要があります。誕生日の月を含む前後3か月(計7か月)の期間にオリジナルメディケアに申し込めます。パートAとパートBは必ずしも同時に加入する必要はありませんが、パートBを最初に辞退し後で加入する場合は、遅延加入ペナルティが課されます。
パートA と パートB
オリジナルメディケアは2つのパートに分かれ、提供されるサービスが異なります。
- パートA(入院保険)は保険料が不要なケースが多く、入院治療、ホスピスケア、在宅医療などをカバーします。
- パートB(医療保険)は月額保険料が必要で、予防サービス(健康診断やウェルネスプログラム)や外来診療、医師の診察料などを対象とします。2023年の新受給者の月額保険料は約115ドルです。
パートC(メディケア・アドバンテージ)
パートCは民間保険会社が提供するプランで、オリジナルメディケアの給付(ホスピスを除く)に加えて、視覚・歯科・処方薬などの追加サービスが含まれます。プランの種類はHMO、PPO、特別ニーズプラン、医療貯蓄口座(MSA)対応プランなどがあり、費用や適用条件は保険会社やプランによって異なります。
パートD(処方薬カバー)
メディケア・アドバンテージに処方薬カバーが含まれない場合、パートDのスタンドアロン保険に加入できます。パートDは地域ごとに提供されるプランが異なり、すべての州や郡で同一のプランが利用できるわけではありません。
メディギャップ(補足保険)
オリジナルメディケアの自己負担額(コインシュランスやコペイ)をカバーするために、メディギャップと呼ばれる補足保険を購入できます。プランは州ごとに提供状況が異なりますが、一般的にパートA・Bの自己負担金、年間3パイントまでの血液費用、免責額、海外旅行時の緊急医療費などが補償対象です。処方薬はメディギャップの対象外です。
