Medicare(メディケア)補足保険(Medigap)の概要と各プランの特徴
Medicareは米国の連邦社会保険制度で、主に65歳以上の国民を対象としています。基本のMedicare(パートA・B)は入院費用や予防医療をカバーしますが、すべての医療費を網羅しているわけではありません。そのため、多くの加入者が処方薬、視覚・歯科などの追加サービスを提供するMedigap(メディケア・サプリメント)プランに加入しています。2010年時点で、米国では10種類の標準化されたMedigapプラン(A〜N)が用意されています(州によっては販売が制限されることがあります)。
オープンエンロールメント(加入期間)
Medigapプランはいつでも購入可能ですが、オープンエンロールメント期間に加入すると、既往症による拒否や追加料金、待機期間がありません。この期間は生涯に一度だけで、対象者がMedicareパートBに加入し、65歳になる月の初日から始まります。以後、この期間は再設定されません。
基本的な給付
10種類の標準化されたMedigapプランは、ミネソタ州、ウィスコンシン州、マサチューセッツ州を除き、全州で同一の給付内容を提供します。共通の基本給付は、MedicareパートA・Bの共同保険料、最初の3パイントの血液費用、Medicare給付が終了した後の最大365日間の入院費用、パートAのホスピス費用の共同保険料です。2010年以前に購入されたプランは異なる給付がある場合があります。
追加給付
上位プラン(C〜N)では、熟練看護施設の共同保険料が含まれます。プランB〜NはパートAの自己負担額(デダクティブル)をカバーし、プランCとFはパートBのデダクティブルもカバーします。また、プランC、D、F、G、M、Nは海外旅行時の緊急医療サービスも対象です。
自己負担上限と費用分担
プランK、L、Mは費用分担型です。プランKはほとんどの給付を50%負担、プランLは75%負担、プランMはほとんどのサービスを全額カバーしますが、パートAのデダクティブルは50%負担です。例として、プランKの年間自己負担上限は4,620ドル、プランLはその半分の2,310ドルです。自己負担上限に達した後は保険が全額支払いますが、月額保険料は他のプランに比べて低く抑えられます。
高額自己負担プラン
プランFは通常プランと高額自己負担プランの2種類があります。高額自己負担プランでは、保険金支払い開始までに自己負担額(デダクティブル)を支払う必要があります。2010年のデダクティブルは2,000ドルでした。
