カリフォルニア州の健康貯蓄口座(HSA)の概要
カリフォルニア州では、医療保険の補完として健康貯蓄口座(HSA)を利用し、医療費を積み立てることができます。HSA の資金は、保険でカバーされない処方薬費用などの医療費に使用できます。HSA の運用ルールは連邦法で定められており、全米で共通です。
高額自己負担健康保険(HDHP)への加入が前提
- HDHP に加入していない限り、HSA を開設できません。HDHP は、保険適用になる前に被保険者が自己負担する金額(免責額)が設定された保険です。カリフォルニア州で HDHP に加入している場合、HSA に積み立てた資金で HDHP の免責額を支払うことができます。
免責額と拠出限度額
- HSA は、一定の免責額要件を満たす HDHP と併用できるだけです。2023 年時点でのカリフォルニア州の最低免責額は、個人プランで $1,050、家族プランで $2,100 です。拠出限度額は、個人で年間 $3,850、家族で $7,750(2023 年)となっています。
HSA の特徴
- 銀行や保険会社などの金融機関で口座を開設できます。雇用主が従業員向けに HSA プランを提供することもあります。拠出金は給与からの税控除対象となり、口座内で得られる利息や投資益も非課税です。医療費に使用する際の引き出しも課税されません。雇用主が拠出した金額も非課税扱いです。
HSA の代替制度
- 2003 年以前は、カリフォルニア州は医療貯蓄口座(MSA)を提供していました。MSA は HDHP である必要はなく、免責医療費の支払いに利用できました。既存の MSA は引き続き拠出可能ですが、MSA を HSA に変換することはできません。
- また、柔軟支出口座(FSA)も利用できます。FSA は医療費の自己負担額や、保険でカバーされない歯科・眼科治療、一般用医薬品などの支払いに使用できます。
以上のポイントを踏まえて、カリフォルニア州で HSA を活用する際は、対象となる HDHP の条件や拠出限度額を確認し、税制上のメリットを最大限に活用してください。
