HMO(健康維持組織)とPPO(優先提供者組織)の概要
USA-HealthInsurance.comによると、健康維持組織(HMO)は医師や病院などの医療提供者グループを通じて会員にさまざまな医療サービスを提供し、月額料金で控除額(デダクティブル)なしで利用できます。一方、優先提供者組織(PPO)は保険会社や第三者管理者と契約した医療提供者のネットワークで、割引料金でサービスを受けられますが、利用者はデダクティブルを支払います。
HMOのメリット
- 月額固定費で医療サービスが受けられ、会員であり続ける限り生涯にわたる給付が上限なし。デダクティブルがなく、診療ごとの少額のコペイメントのみで済むため、予防医療や早期受診をしやすい。
HMOのデメリット
- 主治医(プライマリケア医)を選択し、すべての診療はその医師が管理・紹介する必要があるため、希望する専門医への紹介が得られないことがある。ネットワーク外の医療は緊急時以外原則カバーされない。
PPOのメリット
- ネットワーク内外の医師を自由に選択でき、専門医への直接受診も可能。個人の年間デダクティブルは約1,200ドル、家族は約2,100ドルで、ネットワーク外の自己負担上限も設定されている。
PPOのデメリット
- 自己負担額が高く、非ネットワーク医療は特に費用がかさむ。請求書の提出や保険金との照合など事務手続きが多く、地域によってはPPOの医師が少ない場合がある。給付には生涯上限が設定されていることがある。
費用比較
- Kaiser Family Foundation(2007年調査)によると、HMOの平均月額保険料は個人で358ドル、家族で990ドル。PPOは個人で386ドル、家族で1,037ドルで、一般的にHMOの方が安価である。これらは雇用主と従業員の負担分を含む。
選択時の留意点
- PPO医師は割引料金で診療するが、請求時に通常料金が適用されるリスクがあるため、領収書や明細は必ず保管することが重要。給付の生涯上限に達する可能性も考慮し、長期的な医療費負担をシミュレーションしておくと安心。
