健康保険のポータビリティ権利とは
健康保険のポータビリティ権利は、既往症の治療が途切れることなく、保険プランを変更できるかどうかを示す制度です。米国の「健康保険のポータビリティと責任に関する法(HIPAA)」で定義されています。
既往症の定義
HIPAAでは、既往症を「新しい保険に加入する前の6か月間に、医師から診断・治療・助言を受けた状態」と定義しています。
ポータビリティ(保険の移行)
前の保険が終了してから63日以内に新しい保険に加入した場合、既往症に対して新たな待機期間を課すことはできません。ただし、前の保険でまだ待機期間中であった場合は、その待機期間を新しい保険でも継続して完了させる必要があります。
クレジット可能な保険(Creditable Coverage)
米国労働省が示すクレジット可能な保険には、以下が含まれます。
- 他の団体健康保険
- 個人健康保険
- COBRA
- メディケイド
- メディケア
- CHAMPUS(軍人医療保険)
- インディアン保健サービス
- 州の健康保険リスクプール
- 連邦従業員健康保険プログラム(FEHBP)
- 平和部隊法に基づく保険
- 公共保健計画
保険会社は、保険喪失時に無料で「クレジット可能な保険証明書」を自動的に提供しなければなりません。
留意点
2010年3月に成立した「医療保険改革法(ACA)」は、2014年以降、保険会社が既往症を除外してカバーしないことを禁止しました。これにより、既往症があっても保険適用が受けられるようになっています。
