メディケア・アドバンテージと末期腎不全(ESRD)
メディケア・アドバンテージとは
メディケア・アドバンテージ(MA)プランは、メディケアが契約した民間保険会社が提供する保険です。原則として、オリジナル・メディケアと同等以上の給付を行うことが義務付けられていますが、多くのプランはそれ以上のサービスを提供します。その代わり、保険料が高くなることや、利用できる医療機関・薬剤に制限がある場合があります。
末期腎不全(ESRD)とは
末期腎不全(End‑Stage Renal Disease、ESRD)は、腎機能が完全に失われた状態で、透析または腎移植によってしか治療できません。ESRD患者は、透析開始から4か月後、または腎移植を受けた時点、さらに自宅透析(自己透析)を開始した時点でメディケアの対象となります。
既にメディケア・アドバンテージに加入している場合
- 診断時にMAプランに加入している受給者は、ESRDの診断後も同プランでの給付が継続されます。
- プランが撤退したり、サービスエリア外になる場合は、受給者は別のMAプランへ変更する権利があります。
新たにメディケア・アドバンテージに加入したい場合
- ESRDを理由にメディケアに加入した受給者は、原則としてMAプランに加入する権利がありません。オリジナル・メディケア(パートA・B)か、特定の条件を満たす「特別ニーズプラン(SNP)」への加入が可能です。
特別ニーズプラン(SNP)について
ESRD患者向けに設計されたMAプランが「特別ニーズプラン(Special Needs Plans、SNP)」です。ESRD受給者がMAプランに加入できるのは、このSNPのみで、糖尿病や慢性疾患向けのSNPと同様に、対象者に合わせたサービスが提供されます。
