社交不安障害の診断と治療ステップ
症状
社交不安障害の主な症状は、公共の場やトイレ、食事、職場での人間関係、デート、会議やパーティー、グループでの発表、電話や他者の前での作業時に強い不安を感じることです。身体的症状としては、息切れ、発汗、顔の紅潮、食欲不振、涙、心拍数の増加、震え、胃の不快感、筋肉の緊張、下痢などがあります。うつ病や強迫性障害など、他の精神疾患と併発することもあります。
助けを求める方法
社交不安障害のために助けを求めるのは難しいことが多く、診断が遅れがちです。医師や相談窓口への電話、友人に助けを頼むこと、あるいは不安について他者に話すこと自体が障害の症状となります。
信頼できる友人や家族に状況を話し、診察に同行してもらうことで、安心感が得られやすくなります。
診断プロセス
まずはかかりつけの医師や精神保健の専門家に不安の感じ方を伝えます。診断の一環として、症状評価のためのスクリーニング質問票が用いられることがありますが、質問票だけで診断は完結しません。必要に応じて追加の質問票や面接が行われ、総合的に状況が把握されます。
診断基準
1994年に発行された DSM‑IV(精神障害の診断・統計マニュアル第4版)では、社交不安障害は診断可能かつ治療可能な精神疾患として位置付けられています。
DSM‑IV による診断基準は、以下の要素を含みます。
- 社会的状況やパフォーマンスに対する持続的な恐怖が生活に著しい支障をきたすこと。
- ほとんどすべての社会的状況で強い身体的不安症状が現れること。
- 恐怖が不合理であると認識しつつも、制御できないこと。
- 社会的状況を回避する、または極度のストレスと不安を抱えながらも耐える。
