子どもの不安障害の主な症状
子どもにも様々な不安障害が見られます。新しい環境への引っ越しや大切な人の死、学校でのストレスなどがきっかけになることがあります。代表的な不安障害の症状を把握しておくことが大切です。
全般性不安障害(GAD)
全般性不安障害の子どもは、あらゆることに過度に心配し続けます。その心配に対処法がわからず、日常生活全般に影響が出ます。症状は6か月以上続くことが多く、疲れやすさ、胃の不調、イライラ、睡眠障害が見られます。筋肉のこわばりや痛みを訴えることもあります。
分離不安障害(SAD)
4歳までの分離不安は発達的に正常ですが、4歳以降も親から離れることに強い不安を抱く場合は障害とみなされます。学校やキャンプに行くことを拒む、親と離れると夜も眠れない、分離に関する悪夢を見る、親が事故に遭うなどの恐怖を抱くことがあります。
恐怖症(Phobia)
恐怖症は外部から見ると不合理に思える恐怖ですが、子どもにとっては非常に現実的な障壁です。暗闇、動物(ヘビや犬など)、閉所、深い水、高所などが対象になることが多いです。恐怖対象に近づくと泣き出したり、親にしがみついたり、胃痛や頭痛を訴えることがあります。
社交不安障害(Social Anxiety Disorder)
社交不安障害は思春期に顕在化しやすく、友達関係やクラスでの発表に強い不安を抱きます。電話や人前で話すことを極端に嫌がり、孤立を選ぶことがあります。不安が高まると、胃のむかむか、過度の発汗、めまい、心拍数上昇などの身体症状が現れ、泣き出したり言葉が出なくなることもあります。
パニック障害(Panic Disorder)
思春期の子どもが繰り返しパニック発作を経験し、再発を恐れるようになるとパニック障害と診断されます。発作中は死ぬ恐怖や息苦しさ、全身のしびれ、心拍数の急上昇、過度の発汗、体温の変化、浅く速い呼吸が見られ、約10分続くことがあります。発作後は同様の状況を避けるようになり、生活の幅が狭まります。
