パニック障害の検査

医師や精神科医がパニック障害の疑いがある場合、診断を確定するためにいくつかの検査を実施します。これらの検査は障害そのものを直接測定するものではなく、身体的な原因を除外し、パニック障害を唯一の可能性として残すことを目的としています。

血液検査

最も一般的に行われる検査は血液検査です。ホルモン値、臓器機能、甲状腺機能、ビタミン・ミネラルの濃度など、身体の様々な機能を評価します。完全な血液パネルを実施し、身体的な異常がないか確認すると同時に、薬物療法が必要な場合の体の反応も予測します。

画像診断

血液検査で異常が見つからない、または不明瞭な場合は画像診断が行われます。甲状腺に問題が疑われる場合は超音波検査で損傷の有無を確認し、頭部のCTスキャンやMRI、EEGなどで腫瘍やその他の構造的異常を除外します。

心理テスト

心理テストは不安の程度やパニック発作の重症度を評価するために使用されます。医師は質問票や面接を通じて患者の症状を把握し、パニック障害か他の不安障害かを判断します。ただし、回答は本人の主観に基づくため、結果の信頼性は限定的です。

睡眠検査

睡眠障害が不安症状を引き起こすことがあります。医師が睡眠問題を疑う場合は睡眠ポリグラフ検査(睡眠研究)を実施し、睡眠時無呼吸症候群や他の睡眠障害の有無を確認します。十分な睡眠が取れないと心身のストレスが増大し、パニック発作を誘発しやすくなります。

神経伝達物質検査

神経伝達物質検査は尿中の神経伝達物質レベルを測定する検査です。ストレス下で腎臓から分泌される神経伝達物質の量を把握することで、身体的なストレスの指標が得られます。この情報は、適切な薬剤の選択や投与量の決定に役立ちます。

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