不安症状の治療に役立ち、体重減少も期待できる薬

不安に悩む方が薬を検討する際、体重増加を心配することがありますが、実際には体重減少をもたらす薬もあります。本稿では、減量効果が報告されている主な抗不安薬を紹介します。

ブプロピオン(商品名:ウェルブトリン)

ブプロピオンはNDRI(ノルエピネフリン・ドーパミン再取り込み阻害薬)で、脳内のノルエピネフリンとドーパミンのバランスを整え不安を軽減します。副作用として食欲抑制があり、結果として体重減少が期待できます。また、口腔への執着心が低下するため禁煙補助薬としても使用されます。

セルトラリン(商品名:ゾロフト)

セルトラリンはSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)で、パニック障害やうつ、社交不安障害、強迫性障害の治療に用いられます。食欲低下や吐き気が副作用として現れ、体重減少につながることがありますが、患者によっては体重増加も報告されています。

フルオキセチン(商品名:プロザック)

フルオキセチンもSSRIの一種で、うつやパニック障害、強迫性障害、不安症状に処方されます。多くの患者が吐き気を伴う食欲減少を経験し、結果として体重が減少することがあります。一部では体重増加が見られるケースもあります。

パロキセチン(商品名:パキシル)

パロキセチンはSSRIで、うつや不安障害、強迫性障害、月経前不快気分障害の治療に使われます。セロトニンバランスを整えるほか、眠気、吐き気、めまい、体重減少といった副作用が報告されています。患者によっては体重増加も起こり得ます。

ベンラファキシン(商品名:エフェクサー)

ベンラファキシンはSNRI(セロトニン・ノルエピネフリン再取り込み阻害薬)で、不安障害や大うつ病性障害、パニック障害に処方されます。食欲抑制が起こりやすく、体重減少につながりますが、稀に体重増加が見られることもあります。

アルプラゾラム(商品名:ザナックス)

アルプラゾラムはベンゾジアゼピン系薬剤で、脳内の過剰な化学物質の活動を抑えて不安やパニックを和らげます。軽度の副作用として刺激性、睡眠障害、吐き気、食欲変化による体重減少が報告されています。

以上の薬は、医師と相談の上で適切に使用すれば、不安の緩和とともに体重管理にも役立つ可能性があります。

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