不安発作について

不安発作は、予告なしに突然起こり、覚醒時でも睡眠中でも約30分続くことが多いです。発作中は、予期せぬ恐怖感や、すぐに何かが起こるという不安、自己制御を失う恐れを感じます。現実感が一時的に失われることもあります。発作の回数は人により異なり、頻繁に起こる場合はパニック障害や不安障害の可能性があります。

不安発作の原因

  • 重大なストレス(例:交通事故)や困難な状況が原因になることがあります。特定の出来事が原因の場合、状況が解決すれば発作は収まります。
  • 明確な理由がなく突然起こることもあります。遺伝的要因や脳の機能異常により、闘争・逃走反応が不必要に作動することがあります。

身体的症状

  • 心拍数の上昇、胸痛、めまい、震え、発汗、顔面紅潮、失神感、手のしびれや感覚異常。
  • 吐き気や腹部痙攣、嚥下困難、寒気や熱感、呼吸困難感、心臓発作のような感覚。

不安発作への恐怖

  • 一度経験すると、再発への過度な不安が生じ、これが新たな発作を誘発することがあります。
  • 外出が怖くなり、広場恐怖症(アゴラフォビア)や橋・クモなど特定の対象に対する恐怖症を発症することがあります。

パニック障害

  • 頻繁に不安・パニック発作を経験する人は、パニック障害や不安障害と診断されることがあります。
  • 米国国立衛生研究所(NIH)によると、約600万人がパニック障害を抱えており、女性が多いです。
  • 発作は10代後半から30代前半に始まることが多く、家族の死や新生児の誕生、性的・身体的虐待などの人生転機がきっかけになることがあります。
  • 外出や特定の状況への恐怖が生活を著しく制限することがあります。

診断と治療

  • 発作は身体的な疾患と勘違いされやすく、救急外来を受診し多くの医師に診てもらうことがあります。
  • パニック障害はうつ病、アルコール依存、薬物使用と併存することがあります。
  • 治療は薬物療法と心理療法の併用が効果的です。選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が主に処方されます。

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