双極性障害についての情報

原因

双極性障害は家族内に遺伝しやすいことが知られていますが、現時点で決定的な原因は特定されていません。NIMH(米国国立精神衛生研究所)によれば、特定の遺伝子だけが原因という証拠はなく、MRI などの脳画像技術を用いた研究が進められています。

躁状態(マニア)

躁状態では、数週間から数か月にわたって極端に高揚した気分が続きます。自己評価が過大になり、判断力が低下し、幸福感や過度な楽観主義が現れます。思考が早くなり、話し方も速くなるほか、性欲の増加や薬物乱用、衝動的な買い物などのリスクの高い行動が見られることがあります。

うつ状態(デプレッション)

うつ状態になると、悲しみや絶望感、死への考え、焦燥感、イライラが強くなります。罪悪感に苛まれ、睡眠・食欲・集中力が低下し、日常の活動に対する興味がほとんどなくなります。

タイプ

双極性障害は大きく「双極性Ⅰ型」と「双極性Ⅱ型」の2種類に分けられます。Ⅰ型は少なくとも1回の明確な躁エピソードを経験し、うつエピソードはある場合とない場合があります。Ⅱ型は、うつエピソードと軽度の躁(軽躁)エピソードが交互に現れ、軽躁期は過度のイライラや短時間の高揚感が特徴です。

治療法

原因は不明ですが、適切な治療により症状は管理可能です。精神科医は気分安定薬や抗精神病薬などを処方し、必要に応じて甲状腺機能のチェック・調整を行います。また、認知行動療法などの心理療法も有効です。

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