自然に治療的カウンセラーになるための実践ガイド
1989年、ジャクリーン・スモールの著書『自然に治療的になる:助けの本質への回帰』で「自然に治療的カウンセリング」が注目されました。本書は、プロのカウンセラーがクライアントに対し温かさと真実性を示すだけでなく、友人や家族の苦しむ思いを聞くすべての人に向けた概念です。相手のメッセージを愛情をもって受け止めることで、癒しが生まれるとスモール氏は説いています。
実践ステップ
- ステップ 1: クライアントの感情と経験を尊重し、初対面でも見下すことなく歓迎的な姿勢を示す。
- ステップ 2: 共感的であることを示し、距離を置いた高圧的な態度を取らない。クライアントを見下す姿勢は治療的な関係を阻害する。
- ステップ 3: クライアントが自分の問題について最もよく知っていると前提せず、自由に感情を表現させる。聞き手がいないと感じさせないことが重要。
- ステップ 4: 自身のエピソードは必要最小限に留め、セッションは常にクライアント中心で進める。
- ステップ 5: エゴを排除し、クライアントが自分の意見や感情を語ることに価値を置く。助言が強制になると治癒が妨げられる。
- ステップ 6: 必要に応じてクライアントに対し責任を問う。課題提出の約束が守られない場合は、軽視せずに確認する。
- ステップ 7: 誠実さを促進し、自己の感情を偽らずに伝えると同時に、クライアントの本音を抑制せずに受け入れる。
