行動主義(ビヘイビアリズム)理論
行動主義(ビヘイビアリズム)は、心理学を人間の心の研究ではなく、人間の行動の研究と位置付ける学派です。行動は内的な思考や感情ではなく、外部からの刺激(刺激)によって決定されると考えます。
古典的条件付け
古典的条件付けは、無条件刺激(自然に反応を引き起こす刺激)と中性刺激(通常は反応を引き起こさない刺激)を組み合わせることで、後者が前者と結びつき、条件反射が形成される学習法です。動物実験で広く検証され、人間への適用は議論の対象となっています。
パブロフの犬
ロシアの生理学者イワン・パブロフは、犬の唾液分泌を研究する過程で古典的条件付けを発見しました。食べ物(無条件刺激)とドアの開く音や餌皿の視覚(中性刺激)を組み合わせると、犬は食べ物がなくても唾液を分泌するようになりました。これが条件反射です。
オペラント条件付け
B.F.スキナーは、古典的条件付けだけでは説明できない複雑な行動を解明するためにオペラント条件付けを提唱しました。行動は報酬や罰によって強化または抑制され、報酬が繰り返される行動は維持され、罰が繰り返される行動は減少すると考えます。
行動主義の課題
行動主義はシンプルさゆえに、遺伝的要因や脳の構造異常といった内部要因を無視しがちです。また、主に動物実験(例:パブロフの犬)に依拠しているため、人間特有の認知的・知的差異を十分に説明できないという批判があります。
