心理学の主要理論を見分ける方法
1960年代以降、米国では心理学やカウンセリングの効果が広く認識されるようになり、心理士や精神科医、家族セラピスト、メンタルヘルスカウンセラーに相談する人が増えました。しかし、専門家が採用するアプローチは、所属する心理学派によって大きく異なります。カウンセリングを受ける前や、治療職を目指す前に、主要な心理学理論の基本的な概念を把握しておくと役立ちます。
心理学の主要な理論を見分ける手順
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1. 精神分析・精神力動的アプローチ
「精神分析」「精神力動的」「無意識」「イド」「自我」「超自我」などの用語が出てくる場合、シグムンド・フロイトの理論が背景にあります。フロイトは感情や心理的問題は無意識に根ざすと考え、催眠や対話療法で過去の出来事や人間関係と現在の症状を結びつけて理解させようとしました。フロイト流の療法(精神分析)は、自己認識を通じて根本的な心理的課題を解決できるとします。
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2. ユング派(分析心理学)
「元型」「夢分析」「メタファー」などが語られる場合、カール・ユングのアプローチです。ユングはフロイトの弟子でありながら、無意識を個人的なものだけでなく集合的無意識として捉え、さまざまな文化の物語や象徴から共通の経験を抽出しました。患者が自らの問題や行動を元型的な状況と結びつけることで、人類共通の知恵にアクセスし、孤独感を和らげられると考えます。夢は無意識への窓として重要視されます。
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3. 行動主義・認知行動療法
「行動修正」「行動管理」「代償戦略」などの言葉が出たら、行動心理学が関係しています。行動主義は無意識や根本原因を重視せず、現在の選択や行動に焦点を当てます。強迫症状の患者に対しては、原因を探るよりも強迫行動を認識し、具体的な対処法を共に作り上げます。認知行動療法は、行動主義に認知(思考)との関係を加えたアプローチです。
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4. 薬物療法(医学的モデル)
「精神薬」「薬物治療」などの話題が出れば、医学的モデルが前提です。感情・心理的問題を神経伝達物質のバランス異常など生物学的要因と捉え、気分障害(双極性障害、循環性気分変調など)を主に薬で管理します。
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5. 発達心理学
「行動が年齢に応じて適切か」「正常」などの表現は、発達段階に基づく評価を示します。教育心理学や社会心理学でも、子どもから高齢者までの感情・認知の発達段階を考慮し、行動をその段階の基準で理解しようとします。
