知的障害の特徴
知的障害の定義と原因
知能は、理解・意思疎通・推論・学習・思考の応用能力を指す。一方、知的障害は認知機能が著しく低下した状態で、ダウン症候群や胎児性アルコール症候群、髄膜炎・はしかなどの重篤な感染症、出生時の合併症などが原因となる。
知的障害の3つの特徴
1. 境界型または軽度のIQ
知能指数(IQ)は標準化された知能検査で測定され、IQが70以下は平均より2標準偏差低く、境界型または軽度の知的障害に該当する。
2. 適応行動の欠如
適応行動とは、日常生活や社会的状況に応じて行動を調整する能力である。コミュニケーションや自己管理といった基本的な生活技能が不十分で、他者と同等の支援や訓練が必要な場合、適応行動の欠如が認められる。
3. 発達期に顕在化すること
出生から18歳までの発達期間に、上記2つの基準を満たすことが診断の要件となる。幼児期には歩行や言語の遅れが見られ、学齢期には学業成績の低下や注意・記憶障害が顕在化する。
これら3つの特徴がすべて認められる場合に、知的障害と診断される。
