アルコール依存症と外傷後ストレス障害(PTSD)
アルコール依存症
薬物治療センターでは、アルコール依存に来る人が他の薬物よりも多く、さまざまなサポートグループが禁酒の維持を支援しています。ですが、同時にPTSDと診断された方にとっては、従来のプログラムだけでは十分な効果が得られないことがあります。
外傷後ストレス障害(PTSD)
PTSDは、強姦、戦争、自然災害など過去に経験した暴力やトラウマが原因で発症します。被害者は出来事を何度も思い出し、記憶を呼び起こす状況を回避しがちで、感情が鈍くなったり不安や抑うつに陥ったりします。
12ステップ・プログラム
12ステップ・プログラムは、PTSDとアルコール依存の両方を抱えるクライアントに「過去から前に進む」ことを促すことがあります。しかし、トラウマに向き合わずに禁酒だけを目指すと再発のリスクが高まります。
併存障害
PTSDとアルコール依存が同時にある人は、他者への信頼や人間関係の期待感に混乱し、権力の乱用を再現するような関係を避けようとします。薬物乱用はしばしば人間関係の中で助長されます。
薬物治療
抗うつ薬(SSRI)や家族・集団療法はPTSD治療に用いられます。二重診断患者に対しては、抗アルコール薬(例:Antabuse)などが自己投薬欲求を抑えるために使用されることがあります。
統合的治療
認知行動療法(CBT)などのアプローチは、両方の障害を同時に扱うことが可能です。「Seeking Safety」やEEGバイオフィードバックといったプログラムは、臨床医がPTSDとアルコール依存のクライアントに対して有効なツールを提供します。
