買い物依存症に潜む精神的問題

よく見る映画やドラマの中で、ショッピングバッグを両手に抱えたおしゃれな若い女性がセールを追いかけている姿が思い浮かびますが、実際の買い物依存症(ショッピング依存)は年齢や性別を問わず発症します。2006 年にスタンフォード大学が行った調査によると、米国での買い物依存者は男性と女性でほぼ同数です。依存が極端になると、私生活や仕事に支障をきたすこともあり、背後に精神的な問題が潜んでいることが多いと言えます。

ストレスと不安

映画『ショッピング・モンスター』の主人公は、買い物によって生じた借金の不安からさらに買い物に走ります。日常生活のプレッシャーがストレス解消手段としてのショッピングを誘発し、結果として負のスパイラルに陥ります。

衝動性

買い物依存者は、結果を熟考せずに衝動的に購入してしまう傾向があります。衝動性は性格の一側面であることもありますが、場合によっては精神疾患の症状でもあります。この衝動は買い物だけでなく、感情の起伏や仕事上の意思決定にも影響を与えることがあります。

うつ状態

パリで行われた研究では、強迫的な買い物をする人の 50% から 100% が何らかの気分障害を抱えていると報告されています。買い物は脳内で快感をもたらす化学物質を分泌させ、一時的な幸福感を与えますが、効果は短命です。そのため、同じ快感を求めて繰り返し買い物に走ってしまいます。

低い自尊心

買い物依存は、自己評価の低さや不安感に起因すると考えられています。自分に自信が持てない人は、買い物を通じて自己価値を補填しようとしますが、根本的な感情的ニーズは満たされません。

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