精神疾患患者の認知機能向上に役立つゲーム

うつ病、双極性障害、統合失調症などの精神疾患を抱える人は、思考の明晰さや集中力、記憶力、整理能力、注意力に課題を抱えることが多いです。これらの認知機能障害は、日常生活の自立や治療への遵守に影響を与えます。認知リハビリテーション活動に参加した患者は、顕著な改善が見られます。認知、社会的相互作用、身体運動を刺激するゲームは、精神疾患患者の回復を支援します。

問題解決ゲーム

問題解決能力を要するゲームは、批判的思考の向上に寄与します。パズルやミステリーを解くコンピュータゲームは、参加者を引き込みながら認知的に挑戦させます。例として、統合失調症患者を対象に「Where in the U.S. is Carmen Sandiego?」を5週間、隔週でプレイさせた研究があります。研究終了時には問題解決能力が向上し、その効果は継続的に確認されました。

記憶ゲーム

記憶力に焦点を当てたゲームは、認知機能の改善に役立ちます。言葉を順番に覚える verbal ゲームや、アルファベット順にアイテムを追加していく「I'm going to Paris and taking…」といったゲームがあります。カードゲームの「Go Fish」や、電子ゲームの「Simon」も記憶力強化に有効です。

身体を使うゲーム

サッカー、バスケットボール、野球、ボウリング、テニスなど、身体運動を伴うゲームは、うつ症状の軽減や対処能力の向上に効果があります。米国精神保健連盟(NAMI)医療ディレクターのケン・ダックワース博士によると、サッカー療法に参加した患者は、社会性、集中力、自信の面で改善が見られました。

ソーシャルゲーム

社会的相互作用が必要なゲームは、社会認知の向上に貢献します。ロールプレイ、シャレード、ピクショナリーなどのグループゲームは、適切なコミュニケーションやチームワーク、協力を学ぶ機会を提供します。また、患者と他者が一緒に楽しむことで、精神疾患へのスティグマ(偏見)も低減します。

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