メンタルヘルス評価の実施手順
うつ病や自殺念慮、精神科治療の評価が必要な場合、訓練を受けた心理士によるメンタルヘルス評価が求められます。また、子どもの親権争い、薬物リハビリテーションの場面でも活用されます。評価を行う前に、必要な情報を十分に収集しておくことが重要です。
評価の流れ
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ステップ1:うつ・不安の測定
ベックうつ病評価尺度(BDI)や不安尺度、絶望感尺度、自己破壊的思考評価(Firestone)などの心理検査を用いて、うつや不安、最近の気分状態、自殺念慮を測定します。これらの検査は、資格を持つ臨床心理士が実施します。
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ステップ2:神経心理学的検査
記憶・再認、処理速度、空間認知などの認知機能を評価するために、CDRコンピュータ化評価システムやDean‑Woodcock神経心理学的評価システム(DWNAS)などを実施します。
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ステップ3:検査結果のレビュー
得られた結果をもとに、精神障害や認知機能低下の兆候があるかどうかを確認します。臨床心理士は、患者やクライアントと面談する際にこの情報を活用します。
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ステップ4:背景・家族歴の確認
過去の精神疾患、家族にうつやその他の精神障害の既往、身体的疾患など、背景情報を詳しく聴取します。
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ステップ5:現在の問題・ストレス要因の把握
オープンエンドの質問を用いて、現在抱えている問題や生活上のストレス、精神状態、そして自殺や自傷の思考があるかどうかを尋ねます。
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ステップ6:精神状態検査(MSE)の実施
外見、態度、行動、気分、思考過程、知覚など、MSEの各領域について観察し、メモを取ります。
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ステップ7:診断と報告
収集したデータを総合的に評価し、必要に応じて心理診断を行います。その際は、DSM‑IV(診断・統計マニュアル)を参照して症状を確認します。
以上の手順を踏むことで、クライアントの精神状態を包括的に評価し、適切な支援や治療方針を立てることが可能になります。
