メンタルヘルス障害の主な種類と特徴

米国国立衛生研究所(NIH)の調査によると、米国成人の4人に1人が何らかの診断可能なメンタルヘルス障害を一年間に経験していますが、重度で即時の介入が必要なケースは約17人に1人です。以下では、最も一般的な障害の特徴をまとめ、必要な支援があるかどうかの判断材料とします。

気分障害(Mood Disorders)

NIHによると、約2100万人の米国成人が気分障害(うつ病や双極性障害)を抱えており、いずれも自殺リスクと強く関連しています。

うつ病は軽度から重度、短期から慢性まで幅広く現れますが、主に「持続的な暗い感情」「絶望感」「快楽の欠如」「状況改善への無力感」の組み合わせで特徴付けられます。

双極性障害はうつ状態と躁状態を交互に繰り返します。躁状態では過度なギャンブル、買い物、薬物使用などが見られ、これらが生活に深刻な破壊的影響を与えることがあります。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)

ADHDは主に幼少期に症状が現れますが、NIHのデータでは成人でも4%以上が罹患しています。主な症状は「衝動性の高さ」「注意散漫」「過活動」の三つが組み合わさります。

不安障害(Anxiety Disorders)

最新のNIH推計では、4000万人以上の米国成人が不安障害に苦しんでいます。主な種類には強迫性障害、外傷後ストレス障害(PTSD)、恐怖症、パニック障害、全般性不安障害、社交不安障害があります。

不安障害は、ストレスに対する自然な反応である「不安」が日常的な状況と不合理に結びつき、普通のタスクすら建設的に処理できなくなる状態です。

統合失調症(Schizophrenia)

NIHの最新データでは、米国で年間約240万人(1%)が統合失調症と診断されています。症状は「陽性症状」と「陰性症状」に分かれます。

陽性症状は幻覚(主に聴覚)、妄想、思考の乱れ、反復的な動作、カタトニアなど、統合失調症でない人には見られない行動や体験です。

陰性症状は社会的引きこもりや会話の減少、計画立案の困難、自己管理の放棄など、日常的な行動の低下として現れ、診断が難しいことがあります。

自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder)

米国神経疾患・脳卒中研究所(NINDS)のデータによれば、千人あたり3〜6人の子どもが自閉症と診断され、男子は女子の約4倍の頻度で見られます。主な特徴は「社会的相互作用の困難」「コミュニケーション障害」「反復的行動」「限定的な興味」です。

保護者が最初にサインを察知することが多く、乳児期でも対人関係の欠如や極端に狭い関心が見られます。CDCによると診断の中央値は4.5〜5.5歳ですが、行動上の懸念は3歳頃から指摘されることが多いです。

アルツハイマー病(Alzheimer’s Disease)

アルツハイマー協会の報告では、米国で年間最大530万人がアルツハイマー病を患っており、認知症の中で最も一般的です。死亡原因の第7位でもあり、根本的に致死性の疾患です。

進行性の疾患であり、初期は軽度の短期記憶障害や計画・組織化の困難が見られます。中期以降は重度の認知機能低下、記憶喪失、身体的衰弱、介護者への完全依存が進行します。多くは65歳以上ですが、稀に30代で発症するケースもあります。

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