睡眠不足がもたらす主な精神的影響
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、米国民の25%以上が何らかの睡眠不足を経験しています。ストレスや病気で一晩二晩寝不足になることは誰にでも起こり得ますが、睡眠障害を抱える人は精神面で深刻な影響を受けやすくなります。
アルファ波状態の減少
私たちの脳はREMサイクルと呼ばれる波動で活動しますが、実際には睡眠に入る前から始まります。アルファ波は「休息した覚醒状態」を示し、睡眠直前の数時間に現れます。睡眠不足はこのアルファ波を減少させ、心身が睡眠に備えることが困難になります。EEG(脳波)研究では、睡眠不足の被験者はアルファ波活動が顕著に低下することが確認されています。
デルタ波状態の増加
デルタ波は「徐波睡眠」とも呼ばれ、脳波が遅く均一に現れる段階です。体の修復や免疫機能の回復が主に行われる深い睡眠で、夢はほとんど見られず、身体はほぼ麻痺状態になります。睡眠が不足すると、身体を回復させようとデルタ波が増加し、深い睡眠が促進されます。
感情への影響
睡眠不足の最も基本的な感情的影響はイライラです。慢性的な睡眠障害はうつや気分の変動を引き起こすことがあります。極端な睡眠不足に陥ると幻覚が現れ、情緒や心理的な乱れをもたらすこともあります。
認知機能への影響
脳が休息できないと刺激への反応速度が遅くなり、短期記憶の低下や思考の途切れが起こります。運動技能も著しく低下し、ぎこちなくなり、集中力や判断力が鈍り、言語が不明瞭になることがあります。
