原発性不眠症と二次性不眠症の違いは?
不眠症の概要
不眠症は、寝つきが悪い、眠りが続かない、またはその両方が続く睡眠障害です。主に原発性不眠症と二次性不眠症の2種類に分けられます。
原発性不眠症
原発性不眠症は、他の医学的・精神的疾患に起因しない不眠です。最も一般的なタイプで、ストレスや不安、うつ、睡眠習慣の乱れなどが原因となります。
二次性不眠症
二次性不眠症は、別の疾患や要因が原因で起こる不眠です。代表的な原因は以下の通りです。
- 脳・神経系の疾患:パーキンソン病、多発性硬化症、アルツハイマー病、脳卒中など
- 疼痛や不快感を伴う疾患:関節リウマチ、腰痛、がん、胸焼けなど
- 精神疾患:うつ病、不安障害、双極性障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)など
- 薬剤の副作用:ステロイド、抗うつ薬、鼻づまり薬、一部の化学療法薬など
- アルコール・薬物の使用
- カフェイン・ニコチンの摂取
二次性不眠症は高齢者に多く見られます。
治療法
治療は不眠のタイプと根本原因に応じて選択します。
原発性不眠症の治療
認知行動療法(CBT)やリラクゼーション法、必要に応じて睡眠薬などが用いられます。
二次性不眠症の治療
基礎となる疾患の治療や、睡眠を妨げる要因の除去が中心です。
予防策
完全に防げる方法はありませんが、リスクを減らすための生活習慣があります。
- 規則正しい睡眠スケジュールを守る(週末もできるだけ同じ時間に起床・就寝)
- リラックスできる就寝前のルーティンを作る(読書、入浴、穏やかな音楽など)
- 寝室は暗く、静かで、涼しい環境に整える
- 就寝前のカフェイン・アルコールは控える
- 適度な運動を行う(就寝直前は避ける)
- 不眠の原因となる疾患がある場合は医師に相談する
