PTSDに光療法を活用する方法と注意点
光療法とは
光療法は、明るい光を間接的に浴びることで、季節性情動障害(SAD)やうつ病、不安障害、睡眠障害などの精神的な症状を改善する治療法です。米メイヨークリニックによると、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に伴う不眠や不安、うつ症状にも効果が期待できます。
光療法の実施方法
医師の処方または推奨に基づき、一定の光強度(通常10,000ルクス)を持つライトボックスを使用します。
治療計画には、光の強度、1日あたりの照射時間(通常20〜30分)、照射時間帯(朝方が推奨)などが含まれます。
作業や読書をしながら同時に使用でき、薬物療法と併用することも可能です。
認知行動療法や家族療法など、他の心理療法と組み合わせることが推奨されます。
PTSDに対する光療法の効果
PTSD患者はトラウマ体験によりフラッシュバックや不眠、うつ・不安などの症状が現れます。光療法は以下の点で有用です。
- 朝に光を浴びることで体内リズムをリセットし、睡眠の質を向上させます。
- うつや不安の軽減にも効果が報告されています。
- 薬物に頼らずに症状緩和が可能なため、薬剤との併用や単独での使用が選択できます。
光療法だけで症状が改善しない場合は、認知行動療法や他の薬剤治療が併用されます。米国退役軍人省は、認知行動療法がPTSD治療に最も効果的としています。
注意点と副作用
重度のうつ状態の患者は、光療法後に自殺念慮が出現することがあります。また、頭痛、吐き気、嘔吐、眼精疲労、倦怠感などの身体的副作用が報告されています。症状が悪化した場合は速やかに医師に相談してください。
