薬物乱用に対する認知行動療法グループ
認知行動療法(CBT)の基礎
認知行動療法(CBT)は、薬物依存の習慣を抑えるための対処スキルを身につけさせる治療法です。思考・感情・行動に潜む依存パターンに気付く方法を学び、変化する選択肢があることを認識します。CBTは通常6〜12週間の短期プログラムで、各回ごとに特定のスキル習得を目標としたグループで実施されます。
初回評価
グループ開始前に、担当セラピストが個別評価を行い、利用者の背景や目標を把握します。ここで「機能分析」の概念が紹介され、グループ外での薬物使用に関する思考・感情・行動を簡潔に評価します。この分析は、後のセッションで使用トリガーとなる状況を特定するための重要なツールとなります。
スキル構築
各セッションは、具体的なスキルの習得と宿題による実践が中心です。例として、薬物欲求に結びつく思考を認識し、否定的な認知を現実的かつ建設的なものに置き換える方法があります。また、グループ内でロールプレイを行い、高リスクシナリオへの対処法を練習し、メンバーからフィードバックを受け取ります。
再発防止計画
プログラムが進むにつれスキルは強化されますが、卒業前に必ず再発防止計画を立てます。これまで学んだ内容を総復習し、将来起こり得るトリガーやリスク状況を予測します。再発は誰にでも起こり得ることを認識し、健康的な選択肢で対処できるよう動機付けを高めます。
