グリーフ・サポートグループの実践的アクティビティ
悲しみを抱える人は、一人で向き合うこともありますが、同じ経験を持つ仲間と集まることで心の整理が進むことがあります。ここでは、グリーフ・グループで取り入れやすい4つのアクティビティを紹介し、参加者同士のコミュニケーションと絆を深める方法をご提案します。
メモリーカード
参加者に白紙のカードを配り、故人を思い出すイラストやメッセージを書いてもらいます。作業中に自然と喪失の話題が出てくるので、感情を言語化しやすくなります。全員が完成したら、カードをテーブルに並べて順にシェアし、思い出や感情を共有しましょう。
感情の袋(Feelings Bag)
匿名性を保ちつつ感情を表現できるよう、紙を細長く切って小さな紙片にします。参加者は今抱えている感情を書き、折りたたんで布製の引き紐付き袋に入れます。袋から1枚ずつ取り出し、読み上げながらその感情についてグループで話し合うことで、共感と理解が深まります。
メモリー・ツリー
壁に設置できる大きな木の幹と枝(茶色の紙)を用意し、緑の葉の形をした紙を作ります。参加者は自分が偲ぶ人の名前を書いた葉を1枚ずつ貼り付けます。新しいメンバーが加わるたびに葉を追加し、グループ全体で「失われた人々」への記憶を可視化し続けます。
ロス・アート(Loss Art)
絵画や絵描き用紙、絵具、筆を事前に用意し、参加者に自由に絵を描いてもらいます。言葉にしにくい感情も、色や形で表現できます。次回のミーティングで作品を展示し、ギャラリーとして鑑賞しながら感想や気づきを共有すると、芸術を通じた癒しが促進されます。
これらの活動は、悲しみを抱える人々が安心して感情を表現できる場を提供し、相互支援の輪を広げる助けとなります。
