医療を受ける災害被災者に評価すべき短期的ストレス反応のカテゴリーは?
短期的ストレス反応の主なカテゴリー
災害後に医療を受診する被災者には、以下のような短期的なストレス反応が見られることがあります。症状や対応を把握して、適切な支援を行いましょう。
1. 急性ストレス反応
ストレスフルな出来事に対する自然な反応で、数日から数週間続くことが多いです。主な症状は次のとおりです。
- ショックや現実感の欠如
- 不安、恐怖、混乱
- 睡眠障害(入眠困難・中途覚醒)
- 吐き気・嘔吐、頭痛・身体のだるさ
- 驚きやすさの増加
- 無力感・絶望感
- 集中力低下、イライラや怒り
- 出来事を思い出す状況の回避
2. 心的外傷後ストレス障害(PTSD)
外傷的出来事を経験した後に発症することがある重度のストレス反応です。急性ストレス反応の症状に加えて、以下のような特徴が見られます。
- フラッシュバックや侵入的な記憶
- 悪夢
- 出来事に関連する刺激の回避
- 睡眠障害の持続
- 過敏性・過覚醒感
- 感情の鈍麻や離脱感
- 活動への興味喪失、喜びを感じにくい
- 集中困難、イライラ・怒り
3. その他のメンタルヘルス問題
急性ストレス反応やPTSD以外にも、以下のような精神的問題が出現することがあります。
- うつ症状
- 不安障害
- 物質乱用(アルコール・薬物)
- 摂食障害
- 自傷行為
- 自殺念慮
4. 身体的健康問題
ストレスだけでなく、災害自体が原因で次のような身体的症状が現れることがあります。
- 外傷・怪我
- 感染症
- 慢性的な疼痛
- 疲労感
- 頭痛・片頭痛
- 消化器系の不調
- 心血管系の問題
- 呼吸器系の問題
全ての被災者がこれらの症状を示すわけではありませんが、リスクを認識し、必要に応じて専門的な支援を受けることが重要です。
