地球温暖化がもたらす影響

多くの科学者は、近年世界の気温が上昇していることに合意しています。21世紀に入っても温暖化が続けば、地球の平均気温はさらに7.2℃上昇する可能性があると予測されています。温暖化の影響は広範かつ深刻で、地球上のすべての生物や環境に及ぶ恐れがあります。

気象パターンの変化

  • 気温上昇に伴い、海水温も上がり、熱帯低気圧は勢力が強く、破壊的になる傾向があります。過去35年間でカテゴリー4・5のハリケーンが増加し、2005年の大西洋ハリケーンシーズンは記録的な活発さを示しました。27個の嵐が発生し、うち5つがカテゴリー4、4つがカテゴリー5にまで成長しました。また、乾燥や山火事も増加し、2006年の山火事件数は約10万件に達しました。

氷河の融解

  • 気温上昇により、氷河や氷帽の融解がかつてない速度で進行しています。極冠は10年で約9%の速度で減少し、1960年代以降、北極の氷厚は40%も薄くなっています。米国大気研究センターの研究者は、対策を講じなければ2040年までに夏季の北極氷が完全に溶け、2070年までにグレイシャー国立公園の氷河は全て消失すると警告しています。

野生生物への影響

  • 地球の気温上昇により、多くの種と生態系は適応を余儀なくされていますが、適応できない種は絶滅の危機に瀕しています。科学者は2050年までに100万種が絶滅の危機に直面すると予測しています。例えば、北極グマは氷床が遠ざかるため長距離を泳がざるを得ず、溺死が増加しています。また、カリフォルニア沿岸の海洋生物は水温が低い北方へ移動しています。

人間の健康

  • 極端な熱波は世界各地で死者を出すなど、人間の健康に直接的な脅威をもたらしています。さらに、気温上昇に伴い、従来は南半球に限られていた蚊などの媒介虫が北上し、マラリアなどの感染症が再燃するリスクが高まっています。

海面上昇

  • 過去100年で海面は約10〜20センチメートル上昇し、その上昇速度は加速しています。海面上昇は海水の熱膨張と氷河・氷帽の融解が主因です。結果として、沿岸地域や低地での洪水が頻発し、沿岸湿地の喪失や農業用土壌の塩害が深刻化しています。

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