遺伝子組み換え食品の一覧と特徴
遺伝子組み換え(GM)食品は、作物のDNAを人工的に改変して作られます。除草剤に耐性を持たせたり、害虫に強い品種を開発したりすることで、収量の向上や品質改善が期待されています。以下では、代表的なGM作物とその利用例を紹介します。
大豆
遺伝子組み換え大豆は除草剤耐性遺伝子(主にバクテリア由来)を導入され、除草剤を散布しても作物が傷まないようになっています。これにより、除草剤で雑草を抑制しながら収穫が可能です。GM大豆は豆腐、豆乳、豆粉などの加工食品に広く使用されており、パンや菓子、スナック類にも含まれることがあります。
トウモロコシ
トウモロコシは特定の除草剤や害虫に耐性を持つよう遺伝子改変されています。GMトウモロコシはコーン油、砂糖、粉、スナック菓子、炭酸飲料など多様な食品の原料として利用されています。また、家畜用の甘いトウモロコシは自ら害虫を抑える殺虫剤を生成するよう設計されており、間接的に人間の食料供給にも流入しています。
イネ(米)
遺伝子組み換え米の代表例は「ゴールデンライス」で、ビタミンA前駆体であるβ-カロテンを高濃度で含みます。ビタミンA欠乏による失明や眼疾患の予防が期待されています。また、除草剤耐性を付与したGM米も米国で承認され、商業的に栽培されています。
トマト
トマトは熟成を遅らせ、腐敗しにくくする遺伝子改変が行われています。これにより、流通期間が延長され、消費者が長く新鮮な状態で購入できるようになります。
ジャガイモ
一部のジャガイモは害虫抵抗性や貯蔵性向上のために遺伝子組み換えが施されています。GMジャガイモは加工食品、スナック、冷凍食品などに使用されることがあります。
植物油
北米の加工食品や外食で使用される植物油の多くは、GM大豆、カノラ(菜種)、トウモロコシ、綿実などから製造されています。非GM油を選びたい場合は「非遺伝子組み換え(Non‑GMO)」や「有機(Organic)」と表示された商品を目安にしてください。
