なぜアイスクリームは焼いても匂いがしないのか?
匂いが感じられるかは拡散速度で決まる
拡散は、濃度の高い場所から低い場所へ分子が移動する現象です。常温では、焼きたてのパンに含まれる揮発性化合物はエネルギーが十分にあり、速やかに空気中に拡散します。そのため、広い範囲でパンの香りを感じられます。
アイスクリームは低温で拡散が抑えられる
一方、アイスクリームは冷凍状態で保存され、分子の運動エネルギーが低いため、揮発性化合物の拡散が非常に遅くなります。空気中への濃度が上がりにくく、鼻に直接近づけない限り匂いを感じにくいのです。
