米国農務省(USDA)は米国内の農産物における主要な認証機関であり、その基準が実質的な有機基準となっています。オーガニック農産物を栽培するには、環境負荷の低い独自の農法を採用しなければなりません。

化学肥料

  • 有機農産物では化学肥料の使用は認められていません。化学肥料を土壌に加えると、自然の有機物が失われ、ミミズや昆虫、菌類、バクテリアが減少し、土壌は肥料に依存するようになります。USDAは、有機食品は非有機食品に比べて農薬残留量が有意に低いとしています。環境保護庁(EPA)も農薬の使用基準を設けていますが、多くの消費者は化学肥料で育てられたオレンジの摂取を避けたいと考えます。

農薬

  • 有機と認められるためには、合成農薬を使用せずに栽培する必要があります。USDAは「ダーティ・ドゥズン」リストとして、農薬汚染が懸念される12品目を公表していますが、皮が厚く剥がせる柑橘類はこのリストに含まれません。とはいえ、有機オレンジを選ぶことで農薬への接触を最小限に抑え、環境保全にも貢献できます。

遺伝子組み換え

  • 遺伝子組み換えは、味や収穫期間、栄養価、害虫抵抗性を向上させる目的で植物の遺伝子構造を変更する技術です。一方で、人への健康影響や耐性農薬の出現、アレルゲンの拡散など未知のリスクも指摘されています。USDAは有機農産物にGMOs(遺伝子組み換え作物)の使用を禁止しており、オレンジの有機栽培は農家にとって大きな挑戦です。Whole Foods などは「オーガニック」ラベルに加えて「非GMO」ラベルの併用を求めています。

季節性

  • 有機栽培では成長サイクルへの介入が少ないため、オレンジは収穫期に合わせて出荷されます。そのため、店頭に並ぶ有機オレンジは成熟期に収穫されたもので、味が豊かで品質も高い傾向があります。強制的に熟成させた果実に比べ、季節に合わせて収穫されたオレンジは格段に美味しいです。