ボトル入り飲料水の危険性

ボトル入りの水は、一般的に水道水よりも品質が高いと考えられていますが、実際には水道水が瓶詰めに使用されるケースもあります。また、湧き水など自然の水源は、もともと有害物質にさらされていることがあります。さらに、湧き水の瓶詰め工程で、人体に有害な異物が混入することもあります。

化学物質の危険性

米国環境保護団体(NRDC)の4年間にわたる調査によると、調査対象のボトル入り水の22%が州法で定められた基準を超える化学汚染物質を含んでいました。例えば、砒素(ヒ素)などが検出され、体内に蓄積される恐れがあります。NRDCは、ボトル入り水の約25%が実際には水道水を瓶に詰めたものであると推定しています。したがって、水道水に含まれる化学物質がボトル入り水にも含まれる可能性があります。

細菌の危険性

大腸菌群(コロフォルム)は植物や土壌に自然に存在し、採水時に飲料水に混入することがあります。特に、これらの細菌が変異して大腸菌(E. coli)になると、健康に重大なリスクをもたらします。米国疾病予防管理センター(CDC)は、O157:H7株などのE. coliによるアウトブレイクを監視していますが、FDAはボトル入り飲料水におけるコロフォルムの基準を設けていません。

フタル酸エステルの危険性

フタル酸エステルは、プラスチックを柔軟にするために使用される合成有機化学物質です。製造過程でプラスチックに化学的に結合せず、容器から水へ浸出することがあります。フタル酸エステルが混入したボトル入り水は、内分泌かく乱物質として作用し、男性の性発達障害や不妊、早熟乳房発育などを引き起こす可能性があります。また、がん、流産、早産、喘息との関連も報告されています。

固形物の危険性

NRDCの調査では、ボトル入り水の製造過程で品質が一定でないことが明らかになっています。さらに、ボトル入り水の基準には汚染物質の情報開示義務がなく、消費者は危険を知り得ません。稀に、瓶詰め時の検査を通過した固形物がボトル内に混入することがあります。食品着色料、工業用溶剤、プラスチック片などが含まれ、摂取すると消化不良や関連疾患を引き起こす恐れがあります。

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