はじめに
20世紀初頭、食品の包装は不明瞭で時には危険な容器でした。1906年の純粋食品医薬品法により、米国食品医薬品局(FDA)の前身が設立され、表示が不十分な食品から消費者を守る仕組みが始まりました。現在では、食品包装は表示内容と表示位置に関する厳格な規則に従う必要があります。
主表示パネル(PDP)
主表示パネル(Principal Display Panel、PDP)は、消費者が店頭の棚で最初に目にする包装面です。箱や平らな容器の場合、複数の面がPDPとして使用できることがあります。PDPには必ず以下が記載されます。
- 食品の名称(「識別表示」)
- 内容量(「正味数量表示」)
情報パネル
情報パネルはPDPのすぐ右側に配置されます。このパネルには次の情報が必須です。
- 製造・包装・流通業者の名称と住所
- 原材料一覧
- 栄養成分表示(Nutrition Facts)
これらの情報は、グラフィックやバーコードといった不要な要素(「介在物」)に遮られてはいけません。また、文字は読みやすく、下部の小文字「o」の高さが1/16インチ(約1.6mm)以上になるように印字しなければなりません。
アレルゲン表示
アレルゲン表示は2006年に義務付けられました。包装食品に牛乳、卵、ピーナッツ、木の実、魚介類、大豆、小麦のいずれかが含まれる場合、必ずその旨を表示しなければなりません。また、製造施設でこれらのアレルゲンを扱っている場合は、原材料に含まれていなくても「同一施設で加工しています」等の注意書きを記載する必要があります。
栄養成分表示(Nutrition Facts)
情報パネルの一部として提供される栄養成分表示は、1食分あたりのエネルギー(カロリー)、脂質、コレステロール、ナトリウム、炭水化物、たんぱく質、そしてビタミン・ミネラルの1日当たりの推奨摂取量に対する%を示します。忙しいときや言語に自信がない消費者でも、ほとんどの人はこの情報を参考にしています。
パッケージ前面のシンボル
FDAは、健康的であることや「スマートチョイス」などのシンボルが、実際の栄養価と乖離した印象を与えることを懸念しています。現在、一部の表示やシンボルは規制対象外ですが、FDAは将来的に規制権限を行使できる立場にあります。
