安全な飲料水を確保するための6つの浄化プロセス
浄化プロセスの概要
多くの人は公共水道から供給される水を利用していますが、処理前の水は寄生虫や細菌、化学物質、油、廃棄物などで汚染されています。安全な飲料水にするために、浄化施設では段階的に処理が行われます。
1. 取水(インテーク)
まず水源から水を集めます。米国では公共水道の供給源の3分の1以上が地下水で、井戸からくみ上げられます。地下水は多くの場合安全基準を満たすため追加処理は不要ですが、湖、貯水池、川などの表層水からの取水は必ず浄化が必要です。
2. 予備処理(凝集)
EPAや州の規定に基づき、アルミニウム塩・鉄塩・有機合成薬剤などの凝集剤を加えて微細粒子を凝集させます。これにより後続の処理が効率化されます。
3. バースクリーンと沈砂槽
水はまずバースクリーン(格子状のスクリーン)を通過し、枝や布などの大きなゴミが除去されます。その後、砂や礫が沈むグリットタンクへ流れ、さらに重い粒子が底に沈殿します。
4. 沈降槽(一次沈殿)
一次沈降槽では固形物が底に沈み、油脂は表面に浮き上がります。これらを除去した後、次の工程へ進みます。
5. 砂・砕石・活性炭フィルター
砂、砕石、活性炭からなるフィルターで微細な土壌粒子や自然有機物、その他の不純物を除去し、水に透明感を与えます。この段階での除去により、後続の消毒がより効果的になります。
6. 消毒・貯蔵・脱塩素
最終的に塩素、クロラミン、紫外線、二酸化塩素などで消毒し、配水管まで安全な水を送ります。必要に応じて過剰な塩素は亜硫酸ナトリウムで除去し、最終放流水(ファイナルエフルエント)として貯蔵タンクやクリアウェルに保管されます。
まとめ
このように、取水から最終放流水までの6つのステップを経て、公共水道の水は安全に供給されます。
