核放射の影響と対策

核爆発の三つの影響

核爆発は「熱」「衝撃波」「放射線」の三つの影響をもたらします。熱は瞬時に火災ややけどを引き起こし、衝撃波は中心から急速に広がって建物や構造物を破壊します。これら二つは即時に目に見える被害です。

放射線は目に見えにくく、長期間にわたって人体に影響を及ぼします。急性の放射線障害は嘔吐や吐き気、脱毛などを引き起こし、重度の場合は死に至ります。低線量でも長期的にがんや遺伝的障害のリスクが高まります。

急性症状:嘔吐・吐き気・脱毛

放射線量は「rem」や「Sv」で表され、単回の100 rem未満の被曝は通常致命的ではありませんが、100〜200 remの被曝は放射線障害を引き起こし、吐き気、嘔吐、脱毛、頭痛などの症状が現れます。低レベルの脱毛は一時的で、時間とともに再生します。

内部損傷

300 rem以上の被曝では深刻な内部損傷が起こります。白血球が減少し免疫力が低下するため感染症にかかりやすくなります。また、消化管粘膜、神経細胞、血小板が損傷し、出血や発熱、消化不良を引き起こします。450 remを超えると致死的となり、800 rem以上は必ず死亡します。

長期的影響

少量の放射線を繰り返し被曝したり、200 rem以上の単回被曝を受けた場合、直ちに命に関わらなくても、後年に白血病や甲状腺がんなどのがんリスクが上昇します。また、生殖細胞へのダメージにより不妊や遺伝子変異が起こり、出生異常のリスクも高まります。

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