NEMAエンクロージャ分類とその用途

概要

米国電気機器メーカー協会(NEMA)は、金属・非金属製エンクロージャ(筐体)を16種類に分類し、各クラスの環境条件や保護レベルを規定しています。これらは主に危険性の低い場所で使用され、正しく設置すれば規定された防護性能を発揮します。

主な利用者と用途

建築家、設計者、エンジニア、検査官、技術者などが米国市場向けの筐体要件を確認する際に参照します。NEMA規格は、コンピュータ、計測機器、冷却装置など、屋内外の様々な重要機器に適用されます。

エンクロージャのタイプ別特徴

Type 1

屋内使用を前提とし、危険部品への偶発的接触を防止します。また、落下した埃や固形物から内部機器を保護します。

Type 2

屋内用で、人が誤って危険部品に触れるのを防ぎます。外部からの固形物や雨滴・軽い水しぶきの侵入を防止します。

Type 3

屋内外どちらでも使用可能。直接接触からの保護に加え、埃や落下物、雨、みぞれ、雪、風で運ばれる塵から内部を守ります。外部に氷が付着しても機能は維持されます。

Type 3R

屋内外兼用で、危険部品への偶発的接触防止と、雨や雪、落下した埃からの保護を提供します。外部に氷が付着しても筐体は損傷しません。

Type 6

屋内外で一時的な水没が許容されるタイプです。完全防水で、氷やみぞれにも耐える構造です。

Type 12K

屋内使用向けで、ノックアウト(開口部)を備えつつ、危険部品への偶発的接触防止と、繊維、糸くず、循環する埃から内部機器を保護します。滴下や水しぶきにも対応します。

Type 13

屋内使用に特化し、危険部品への接触防止と、内部機器を落下埃や空中の汚染物質から守ります。全方向からの水噴射・飛沫に耐え、油密閉性も備えています。

上記は代表的な7タイプですが、NEMAは計16種類の分類を定めており、用途や環境に合わせた選択が可能です。

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