臭化カリウムの危険性と安全対策

吸入・摂取

結晶や粉末状の臭化カリウムの粉塵を吸い込むと、呼吸器が刺激されます。咳、喉の痛み、息苦しさなどの症状が現れます。摂取すると神経系と消化系に深刻な影響を及ぼし、嘔吐がすぐに起こりますが、一部は体内に吸収されます。発疹、視力障害、めまい、眠気、幻覚、最悪の場合は昏睡に至ることがあります。中毒症状として不安定な精神状態や異常な攻撃性が見られることもあります。

皮膚・目への接触

乾燥した臭化カリウムに短時間触れる程度なら軽い皮膚刺激にとどまりますが、液体状の接触は痛み、発赤、化学熱傷を引き起こすことがあります。目に入ると痛み、発赤、視神経の炎症が起こります。実験室で取り扱う際は安全メガネと保護手袋の着用が必須です。

長期曝露

皮膚に長時間または繰り返し触れると「ブロモ皮膚炎」と呼ばれる発疹や丘疹が現れます。少量を繰り返し摂取すると中枢神経系の機能が低下し、運動失調(アタキシア)や精神病エピソード、極端なイライラが起こります。うつ病や神経疾患などの既往症がある人、アルコール依存症の人は特に影響を受けやすいです。

応急処置

過剰曝露が疑われる場合は速やかに医師に連絡してください。吸入した場合はすぐに換気の良い場所へ移動し、呼吸困難があれば酸素を投与します。意識が失われた場合は救急隊が到着するまで心肺蘇生(CPR)を実施します。摂取した場合は医療従事者の指示のもと嘔吐を促すことがあります。目や皮膚に付着した場合は最低15分間十分に洗い流し、衣服に付着したらすぐに脱いで洗濯してください。

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