法医学的治療(フォレンジック・サイコセラピー)とは
実施環境
フォレンジック・セラピーは、法的に治療を命じられた精神障害患者を対象に、以下のような施設で実施されます。
- 高・中セキュリティの病院や刑務所
- 最低セキュリティの地域施設
- 非安全な入院・外来ユニット
- 日帰りデイホスピタル
- 専門センターや地域のフォレンジック評価ユニット
患者像
高リスクの治療対象は、反社会的人格障害や統合失調症・精神病性障害など、重度で複雑な精神病理を有する患者です。低リスクの設定では、攻撃性が比較的低い患者が対象となります。
患者の背景
多くの患者は、幼少期に家庭内の機能不全や養護施設・里親制度などで虐待やネグレクトを経験しています。
女性患者
患者は主に男性ですが、近年は女性犯罪者の受入れが増加しています。女性の主な犯罪は、児童への身体的・性的虐待、乳児殺害、自己傷害などです。
フォレンジック・セラピーの目的
最終的な目的は、暴力的犯罪者が再犯しないよう支援することです。具体的には、患者が自らの思考過程を洞察し、過去の行為を認識し、自己と他者への影響を理解することを促します。
