喫煙者と非喫煙者の死亡リスク
タバコの煙に含まれる有害物質は、口から肺、心臓、その他の臓器まで全身に影響を及ぼします。喫煙はがん、肺気腫、心臓病などの死亡リスクを非喫煙者に比べて大幅に高めます。
がん
米国肺協会によると、タバコの煙からは約5,000種類の化学物質が発生し、そのうち69種類が発がん性です。肺がん患者の90%以上が喫煙者であることから、喫煙とがんの関係は非常に強いことがわかります。
肺気腫
タバコの煙に含まれる刺激性化学物質に長期間曝露されると、肺の弾力が失われ呼吸機能が低下する肺気腫を発症しやすくなります。肺気腫は徐々に呼吸能力を奪い、最終的には死亡に至ります。非喫煙者でこの病気になるケースは極めて稀です。
心臓病
米国肺協会、米国がん協会など複数の医療団体は、喫煙が致死性の冠動脈性心疾患リスクを大幅に上昇させると指摘しています。煙中の一酸化炭素は血液中のヘモグロビンと結合し酸素供給を妨げ、心臓は酸素を確保するために余計に働かなければなりません。
受動喫煙のリスク
喫煙者の行動は、受動喫煙として非喫煙者の健康にも深刻な影響を与えます。米国外科医長官は、受動喫煙が心臓発作、がん、その他致命的な疾患のリスクを喫煙者と同様に高めると結論付けています。
禁煙のメリット
喫煙者が禁煙すると、健康寿命が大幅に伸びます。最後の一服から20分で心拍数と血圧は正常に戻り、12時間以内に体内の有害な一酸化炭素が排出されます。その後も肺機能や血管の回復が進み、数年でがんや心臓病のリスクが大幅に低下します。
