膝関節置換術後のリハビリ運動

手術直後のリハビリ

手術後すぐに回復室で膝関節置換術のリハビリ体操を始めることができます。多少の不快感はありますが、早期に運動を行うことで将来の痛みを軽減し、回復を早めます。米国整形外科医会(AAOS)によると、まず大腿四頭筋の収縮(クアドリセプス・タイトニング)を行います。太ももの筋肉を締め、患側の膝を伸ばした状態で5〜10秒キープします。2分間で約10回繰り返し、1分休憩を挟んで筋肉が疲労するまで続けます。

同様の手順でレッグレイズも行います。大腿筋を締めた後、膝を伸ばしたまま脚を空中に上げ、5〜10秒保持します。

足首ポンプ(アンクルポンプ)は手術後1時間ごとに2〜3分間、足を上下に動かし、すねとふくらはぎの筋肉を伸縮させます。

膝曲げ(ニー・ベンド)も重要です。まず仰向けに寝て、足をベッドに沿って体側に滑らせながらゆっくり膝を曲げます。曲げられる限界まで曲げたら、最大屈曲位置で5〜10秒キープし、ゆっくり戻します。次に座位で膝曲げを行い、健側の脚を支えにします。

やや高度なエクササイズ

膝がある程度自由に曲げられるようになったら、歩行を開始します。AAOSは歩行が膝の回復に最も効果的な方法の一つとしています。初期は松葉杖や歩行器が必要ですが、歩くときはかかとからつま先へと足を置き、手術した脚は伸ばした状態で一歩踏み出します。リズムよく、スムーズに歩くことが筋肉の再訓練につながります(速度が遅くても構いません)。歩行に慣れたら、段差の上り下りに挑戦します。最初は手すりに掴まったり体を傾けたりしても問題ありません。

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