コーティングステントと未コーティングステントの比較

ステントとは?

アンジオプラスティは、心臓の冠動脈が狭くなったり閉塞したりした際に血流を回復させる手術です。手術中にステントという金属製の格子状デバイスを血管内に配置し、バルーンで拡張して血管壁に固定します。ステントは薬剤をコーティングしたものと、何もコーティングしない裸金属のものがあります。

未コーティング(裸金属)ステント

最初に開発されたステントはコーティングを施さない裸金属製でした。これにより、手術後6か月以内の再狭窄率は約40%から20%に低減しました。現在でも一部の症例で使用されています。

薬剤コーティングステント(薬剤溶出ステント)

2000年代初頭に登場した薬剤コーティングステントは、金属表面に薬剤を時間差で放出するコーティングを施しています。薬剤が血管内壁の増殖を抑制し、再狭窄のリスクをさらに低減します。

コーティングステントと未コーティングステントの比較

2003年から2006年にかけて、FDAは薬剤コーティングステント使用患者に血栓リスクが増加する可能性を警告しました。その後の研究(2011年時点)では、適切なサイズ選択と手技で使用すれば安全性は確保できると結論付けられています。ただし、コーティングステントは未コーティングステントの約3倍の費用がかかります。治療法の選択は担当医と十分に相談した上で決定すべきです。

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