肝臓移植における拒絶反応の原因とは?

肝臓移植後に起こる拒絶反応は比較的頻繁に見られますが、早期に適切な治療を行えば臓器の機能を保つことが可能です。以下では、拒絶反応の仕組み、対策、タイプ、発生率、そして最新の薬剤による予防効果について解説します。

拒絶反応の仕組み

体の免疫系は、移植された肝臓を「異物」と認識し、抗体や免疫細胞を動員して攻撃・破壊しようとします。

対策

移植患者には免疫抑制薬が定期的に投与され、拒絶反応を予防・抑制します。拒絶は必ずしも不可逆的ではなく、適切な治療で改善が期待できます。

拒絶のタイプ

主な拒絶反応は次の3種類に分類されます。

  • 超急性拒絶:移植直後に起こり、臓器の即時除去が必要です。
  • 急性拒絶:移植後数か月間に数回発生することがありますが、薬物治療で対応可能です。
  • 慢性拒絶:長期にわたり臓器が徐々に損傷し、機能低下を招くことがあります。

拒絶の発生率

フィラデルフィアのトーマス・ジェファーソン大学病院の移植外科医、イグナツィオ・マリーノ氏によれば、肝臓移植全体の約40%で拒絶が観察されています。

拒絶率を大幅に下げる薬剤

マリーノ氏は、免疫抑制薬のタクロリムスとバシリキシマブを併用することで、拒絶発生率を約12%にまで低減できると報告しています。

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