アブレーションと凝固の違いとは?
アブレーションとは
定義:アブレーションは、熱、冷却、化学薬剤など様々な方法で組織を破壊または除去する手技です。異常または不要な組織を取り除くことを目的とします。
主な方法
- 熱アブレーション:電気外科、レーザー手術、ラジオ波アブレーションなど、電流、レーザー、ラジオ波で熱を生じさせ組織を破壊します。
- 凍結アブレーション(クライオアブレーション):液体窒素などの極低温を用いて組織を凍結し、細胞を死滅させます。
- 化学アブレーション:フェノールやトリクロロ酢酸などの薬剤を注入し、化学反応で組織を死滅させます。
凝固とは
定義:凝固は血管を封鎖・閉鎖し、出血を止めるプロセスです。手術中や血管損傷時の止血に用いられます。
主な方法
- 電気凝固(エレクトロカウター):組織に電流を流し熱を発生させ、血管を収縮・封鎖して止血します。
- 化学凝固:硝酸銀や塩化鉄などの薬剤を血管に塗布し、化学反応で血液凝固を促し封鎖します。
- 熱凝固:加熱された器具やデバイスで直接血管を焼灼し、止血します。
アブレーションと凝固の比較
- アブレーションは異常組織の破壊・除去が目的で、凝固は出血の止血が目的です。
- アブレーションは組織全体を破壊しますが、凝固は主に血管を閉じることに焦点を当てます。
- 腫瘍や病変の治療にアブレーションが用いられ、手術中の出血管理には凝固が不可欠です。
