高圧酸素療法の手順とポイント

概要

高圧酸素療法は、患者をチャンバーに入れ、徐々に圧力を上げながら高濃度の酸素を呼吸させる治療法です。モノプレイス型は1人用で直接酸素を吸入し、マルチプレイス型は2名以上がマスクやフードで酸素を供給されます。近年は半携帯型や携帯型のチャンバーも登場しています。

必要なもの

  • 医療情報(診断書や既往歴)

手順

  1. 医師に相談し、適応症(治癒しにくい創傷、組織損傷、骨感染症、CO中毒、ガス壊疽など)を確認します。高圧酸素は血液中の酸素搬送量を増加させ、治癒を促進します。

  2. プライバシーを確保した上で全身の衣服を脱ぎ、綿100%のガウンを着用します。搬送用ストレッチャーに横たわり、スタッフがチャンバーへと移動させます。医療スタッフはガラス窓やクローズドサーキットテレビで様子を観察します。

  3. 酸素が供給されるとヒューという音が聞こえます。呼吸により発生した二酸化炭素はファンで吸い取られ、炭酸リム装置で除去されます。

  4. チャンバー内に座り、酸素を深く吸い込みます。治療中はテレビ視聴や音楽鑑賞が許可されることが多く、リラックスして過ごします。減圧が終了するとチャンバーが冷え、耳がポップする感覚があります。

  5. 次回の治療予約を取り、定期的に受療します。長期間にわたる治療(約20回)で視力変化(近視の悪化、遠視の改善、ぼやけ)がありますが、治療終了後約6週間で元に戻ります。

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