木や植物の薬効と活用法

樹木や植物の根、葉、樹皮、果実、花は、記録が残る以前から薬として利用されてきました。世界中で数え切れないほどのハーブが、喉の痛みを和らげ、免疫を高め、鼻詰まりや疼痛を緩和するために、ティーや酢、湿布、エキスとして用いられています。米国では合成医薬品が主流ですが、世界保健機関(WHO)によると、全人口の約80%が何らかの形でハーブ医療を利用しているとされています。

ヤナギの樹皮

ヤナギの樹皮はお茶やチンキにして飲むことで、腱炎、変形性関節症、滑液包炎、腰痛などの疼痛や炎症の緩和に使われます。樹皮に含まれるサリシンは、アスピリンの原料となる化合物です。

ユーカリ

ユーカリの葉は、鼻づまりや咳の緩和に広く利用されます。咳止めシロップや蒸気吸入剤、トローチに配合されるほか、ティーやうがぎ薬として喉の痛みを和らげます。また、メリーランド大学医療センターの情報によると、伝統的に糖尿病治療にも用いられています。

セイヨウオオバコ(St. John’s Wort)

軽度から中等度のうつ症状に対するハーブ療法として一般的です。古代ギリシャ時代から神経系の障害に使われてきました。抗菌・抗炎症作用があるため、創傷、やけど、湿疹、痔核の外用薬としても利用され、錠剤、カプセル、粉末、ローション、チンキの形で入手できます。

ソウパルメット(Saw Palmetto)

ソウパルメットの実から抽出したエキスは、主に前立腺肥大症(BPH)の症状緩和に用いられます。尿路系のトラブルに効果があるとされ、男性の性欲向上効果も期待されていますが、科学的根拠は未確定です。錠剤、粉末、カプセル、乾燥実の形で販売されています。

アロエ

アロエはやけど、創傷、乾癬、性器ヘルペスなどの皮膚疾患の治療に広く使われます。また、下剤としての効果や、糖尿病患者の血糖値低下を助ける可能性も報告されています。室内観葉植物としても人気があり、葉を切り取って得たゲルを直接患部に塗布します。錠剤、カプセル、ローション、軟膏などの製品もあります。

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