自家製コロイド銀の問題
コロイド銀とは何か
銀は古くから医療に利用されてきました。新生児の結膜炎に硝酸銀点眼薬が使われたり、やけどの治療に硫酸銀が使用されたりします。コロイド銀は、銀の微細粒子を液体に懸濁させたもので、内部摂取を前提とした代替医療として販売されています。Colloidalsilver.com などの企業は、風邪から HIV/AIDS までさまざまな疾患の予防・治療に効果があると主張しています。
コロイド銀の主張する効果
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銀全般に抗菌作用があるとされ、昔は銀貨をミルクに入れて保存性を高めようとした例や、赤ん坊に銀のスプーンを与えることで健康を保つという言い伝えがあります。販売元は、独自の製造プロセスは安全かつ科学的であると主張しています。
コロイド銀の問題点
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過剰に摂取すると「アルギリア」と呼ばれる皮膚が灰色や青色に永久変色する症状が起こります。また、シプロなどの抗生物質の効果を低下させる可能性も指摘されています。販売者は、アルギリアは自家製で水道水を使用した場合に起こりやすく、正規製品の製造方法で防げると主張しています。
科学的根拠は?
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メイヨークリニックによれば、コロイド銀が疾病を予防・治療するという科学的エビデンスは存在しません。むしろ、長期使用はけいれんや神経障害、腎臓障害、皮膚刺激、胃腸の不調、倦怠感、頭痛などの副作用を引き起こすことが報告されています。
FDA の姿勢
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1999 年以降、米国食品医薬品局(FDA)は「コロイド銀が病気を治す」などの誤った宣伝に対し警告を出し続けています。2009 年10 月の消費者勧告でも、アルギリアのリスクを理由に使用を強く警告しています。現在も FDA はコロイド銀製品の主張を調査中です。
