活性炭の効果と使用方法

活性炭は、木や竹などを原料とし、特殊な加工で細孔を増やした炭です。細かい粒子や粉末、カプセル、液体サスペンションなどの形で市販され、医療現場や家庭で手軽に利用できます。

概要

活性炭は表面に多数の微細孔を持ち、特定の原子や分子を吸着(結合)させる性質があります。そのため、体内に取り込まれた毒素やガスを捕らえて排泄を促す自然の吸着剤として利用されます。

中毒時の使用

口から有害物質を摂取した場合、活性炭を投与すると毒素が炭の表面に結合し、腸からの吸収を阻止します。多くの場合、嘔吐を誘発した後に活性炭を投与し、残存する毒素を吸着させて体外へ排出します。

下痢時の使用

活性炭は胃腸の運動を抑える働きがあるため、下痢の症状緩和に有効です。また、膨満感や胃部不快感の軽減にも利用されます。少量であれば乳幼児や子どもにも安全に使用できます。

禁忌

シアン化物、強酸・強アルカリなどの中毒には使用しないでください。意識がない、または半覚醒状態の患者にも投与は禁じられます。炭に対して過敏症のある人は使用を避けましょう。

相互作用と注意点

活性炭は多くの薬物の吸収を遅らせるため、併用時は医師に相談してください。大量に摂取すると便秘を引き起こすことがあり、便の色が黒くなるのは正常です。乳幼児や子どもの適切な用量は小児科医に確認しましょう。

警告

中毒が疑われる場合は、すぐに救急サービスに連絡してください。下痢が24時間以上続く、または乳幼児が脱水症状や無気力を示す場合は、速やかに医療機関を受診してください。

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