インドの自然派家庭療法

インドの人々は何世紀にもわたり、自然の家庭薬でさまざまな健康問題を治療してきました。西洋では代替医療と見なされることが多いインドの伝統医学、アーユルヴェーダは、ニーム粉やコリアンダー、各種スパイスなど、インド各地で採取できる自然素材を活用し、アレルギーや喉の痛みから糖尿病、心血管疾患まで予防・治療に役立てています。

ニーム(Neem)

インド原産のニームの木から得られるニーム粉やニームオイルは、梅毒や湿疹など幅広い症状に用いられます。ニームに含まれるサラニンは虫除け効果があり、抗菌・抗生物質的特性で皮膚への細菌侵入を防ぎます。温水でニーム粉を練ってペーストにすれば、虫刺されや湿疹の緩和に使用できます。また、ニームの葉をお茶にしたり、カプセルで摂取すれば、口内や胃の感染症の緩和や免疫力強化に役立ちます。

ホーリーバジル(Tulsi)

ミント科のハーブであるホーリーバジルは、抗酸化作用と抗真菌・抗菌効果を持ちます。アーユルヴェーダでは適応原として評価され、ウルソ酸やトリテルペン酸を放出してストレス耐性を高め、コルチゾールを低下させます。葉は日常的に噛んだり、濃いお茶にしてストレス緩和に利用されます。また、血液をサラサラにし血糖値を調整する働きがあるため、糖尿病や心血管疾患の予防にも効果的です。

アムラ(インドグーズベリー)

ビタミンCが豊富なインド産の緑色ベリー、アムラは自然界で最もビタミンCが多い食品のひとつです。強力な抗酸化作用により、がんなどの変性疾患予防や老化抑制に寄与します。抗炎症作用で関節炎の緩和や、血液浄化・新組織の生成、髪の根元の栄養補給にも利用されます。さらに筋肉をリラックスさせる効果があるため、ストレス緩和や鎮静剤としても用いられます。

スパイス類

ベイリーフ、赤唐辛子、カレー、コリアンダーなどのスパイスは、インド料理の味と香りを高めるだけでなく、健康効果も豊富です。ベイリーフと赤唐辛子は抗酸化・抗菌・抗真菌作用を持ち、ターメリック(ウコン)は体の回復を促進すると信じられています。コリアンダーは喉の痛みやアレルギー、消化不良、関節痛など多様な症状の改善に利用されています。

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